☆整体に通う回数と期間
整体ってどれくらいの回数と頻度で通院したら良いでしょうか?
当然ですが整体に通う回数や期間は症状の重さによって個人差があります。
また、最初のうちは一回の施術でいきなり効果が持続するものではないので、その人の生活環境や発症してからの期間により持続効果は異なります。
特に慢性疾患による痛みや症状は長年の身体の使い方と深く関係しています。
例えば慢性腰痛の場合
・仕事がデスクワーク中心で座っている時間が長い。
・パソコンやスマホを見てる時間が長い
・いつも重い鞄を肩にかけて長時間歩くことが多い。
その他、学生時代の部活やスポーツ中のケガなども今の症状の原因に影響を与えている場合があります。それに日常生活の姿勢や癖も症状と深い関係があります。
施術の効果を妨げる日常生活での悪い癖
・座った時に足を組む。
・高いヒールを履くことが多い。
・横になって長時間テレビを見てる。
・移動は歩かず、すぐに乗り物を使う。
・車移動が多い。
・いつも同じ肩にカバンを持つ。
このような日常生活での長年の悪い癖による身体の使い方によって発症した症状の改善は、施術だけではそれなりの時間がかかってしまいます。
人間の体は悪い癖がつくと身体が覚えてしまって改善しようとしても元に戻ろうとしてしまいます。
一度の施術で症状が軽快したとしても、体は生活習慣によって染みついた悪い癖や姿勢を覚えてしまっているのですぐに戻ってしまいます。
最初のうちはすぐ元に戻ろうとする前に施術の頻度を高めて、悪い癖を取っていく必要があります。次の施術までの間に悪い癖や姿勢も意識しないと、施術の効果は弱まってしまいます。
仕事上どうしても無理のかかる姿勢や動作をしなければならない場合もあるかと思いますが、当院はそのような状況はこれまでの経験上想定内ですので、できる限り体に負担のかからないセルフケア方法をアドバイスさせていただきます。
慢性疾患を早く症状を改善するためには、施術と同時に悪い習慣を意識改善していくことが重要です。
☆改善までの道のり
慢性症状が改善するまでには道のりがあります。
①急性期 痛みや症状が強い時期
②亜急性期 最初より楽になったと感じる時期
③高原性経過期 良くなってきたが油断すると再発してしまう時期
④平穏期 症状が安定して落ち着く時期
このように①から④の経過を経て治癒に向かいます。
③の高原性経過期に無理したり、日常生活での悪い癖を続けてしまうと、すぐ元に戻ってしまうので、細心の注意が必要です。
④の平穏期までたどり着くと運動等のセルフケアにより数院間隔を空けても良い状態を維持することが出来ます。
☆当院での安定期と不安定期の通院回数と頻度
症状には安定期と不安定期があり、
不安定期・・・急性~亜急性期
安定期・・・高原性経過期~平穏期
不安定期の通院の目安は週2回程度
安定期では週1~2週に1回程度
その後、症状がほとんどなくなったが仕事や家事の内容次第で不安が残る場合は、メンテナンス期年とし、状態に応じて月に1~2回の施術で充分に身体の状態をキープできます。
当院では患者さん自身で、できる限りのセルフケアをアドバイスし、安心して当院を卒業してもらえるよう最大限の努力を常に心がけております。